侍ジャイアンツ(4)

現役大リーガーのウルフ・チーフが突然阪神へ入団することになった。
アメリカ遠征の際、蛮に殺人スライディングをやぶられた復讐のため、日本へやってきたのだった。
開幕戦でさっそく広島の選手を血祭りに上げたウルフは、次の巨人戦でONを血祭りに上げると宣言する。
ONを守るため、番場は用心棒として公式戦デビューを果たす。
対ヤクルト戦で番場はいよいよ初先発を迎えた。
先輩・八幡との特訓の成果もあり、ノーコンだったそのコントロールは見違えるほどよくなっていた。
そして持ち前の剛速球で立ち上がりにヤクルト打線から4者連続三振を奪う。
だが、次の打者、宿敵・眉月光だけは違った。
眉月は番場に対するある“秘策”を用意していた。
一年目のシーズンが終了すると、番場の練習台となり共に闘ってきた先輩・八幡が解雇を通告された。
球団の方針に納得できない番場は、八幡の解雇を取り消さないと自分もジャイアンツを辞めると告げる。
そこで、川上監督は八幡がジャインツにとって必要な選手かどうか、大リーグ・オリオールズとの親善試合でテストすることを決める。
番場の前に現れた新たなライバル、怪童・大砲万作。
中日ドラゴンズに入団した大砲は、代打の切り札として大活躍、中日首位の原動力となっていた。
そして、ついに大砲との初対決を迎えるが、見事に打ち返されてしまう。
だが、その対決で大砲の弱点を見つけた番場は、皆が寝静まった夜中に秘密の特訓を行う。
そして後日、リベンジを賭け再び大砲との対戦を迎える。
ヤクルトの三羽カラス、若松・荒川・眉月の三人によって番場の弱点が浮き彫りとなった。
それは、大きいモーションに原因があった。
永遠のライバル・眉月の秘策により投手生命に死刑宣告された番場はジャイアンツを退団しようとする。
だが、王の助言で踏みとどまった番場は、新魔球を生み出すために自ら屈辱の二軍落ちを直訴。
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